美しき青春の聖典(バイブル) 落ち込んだ時の最強の処方箋  SLAM DUNK

 

 

どうもみなさんお疲れ様です。永遠の中二病ギンジです。

 

 

今回私が紹介したいのはこちらの漫画!

 

 

 

  

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ああああああああああああああああああああああ!

 

あ~な~ただ~け見つ~め~てるぅ~♪

 

「いいからテーピングだ!」

「ドチビが…!」

「全国制覇?あ?」

 

世界がお~わ~るま~では~♪

 

 

 

 

 

すみません。少々取り乱しました。

 

 

 

 

 

 

そう今回紹介するのは青春スポーツ漫画の金字塔

 

SLAM DUNKです!

 

パチパチパチパチパチパチパチパチパチ \ いよっ /

 

説明も不要なほどに有名な名作ですが、

もしも読んだことがない人はこれを機に是非読んでみて欲しい!

もう読んだ人ももう一度読んでみて欲しい!

ちなみに私は6周しました。

 

このブログの初めての記事にこれ以外は考えられない。

私の人生に莫大な影響を与えた漫画です。

 

 

思いの丈を全てぶつけると莫大な文字数になってしまいそうなので、

いくつかの項目に分けて、できるだけ絞り込んで紹介したいと思います。

それでもこの溢れる思いは長文必至だと思いますので、適当に飛ばして読んで下さい。

 

 

 

あらすじ

 

 

 中学時代有名な不良だった主人公桜木花道

湘北高校入学後すぐに同級生、赤木晴子に出会う。

 

「バスケットはお好きですか?」

 

一瞬で一目惚れした桜木は、彼女に誘われるがまま、彼女に気に入られたい一心で

まるで興味の無かった(むしろ嫌悪していた)バスケットボール部に入部する。

 

当初はただただ晴子目当てに入部した桜木だったが、

 

晴子の片思いの相手流川楓

晴子の兄でありバスケ部のキャプテンである赤木剛憲らチームメイトとの出会い、

 

そして強力な各高校のライバル達との試合を通して、

徐々にバスケットボールに夢中になっていき、

その驚異的な才能を開花させていく。

 

「大好きです。今度は嘘じゃ無いっす。」

 

 

 

 拙い文章力で申し訳ないのですがSLAM DUNKはこんなお話です。

もっと魅力的にお伝えできればいいのですが、

こんな私の拙いあらすじでもどうですか?

 

ゾクゾクしてきたやろ?

 

 

 

 

SLAM DUNKとの出会い

 

 

私が始めてSLAM DUNKを読んだのは、小学校6年生の時でした。

その時すでに連載もアニメも終わっていたのですが、

たまたま近所の兄ちゃんが全巻貸してくれて、一気に読んだのを覚えています。

 

その半端無い面白さに衝撃を受け、

当時少年野球をやっていたギンジ少年は即効で決心しました。

 

 

中学入ったら秒でバスケ部入る

 

 

一瞬で野球を忘れ去るインパクトがSLAM DUNKにはありました。

 

 

 

そして聖典(バイブル)へ

 

 

SLAM DUNKのすごい所の一つは、

読み返す度に心を打たれるポイントが変わっていくところです。

 

登場人物それぞれの思い、それぞれに抱えるもの。

それぞれの覚悟、立場、行動。

描かれているそれらのドラマが本当に素敵。

それでいておしつけがましくも、説教臭くも無い。

 

それぞれの世代に、

あるいはそれぞれ違った立場の人たちにも響く

美しいドラマが目白押しなんです!

 

 

初めて読んだ小学生の時はやっぱり、

 

桜木カッケー!

流川カッケー!

仙道カッケー!

ミッチーカッケー!

 

でした。

 

 

しかし中学生になって読み返すと

 

ゴリもかっけえじゃん

藤真もかっけえじゃん

流川ちょっとかっこよすぎてウゼエな

ミッチーやっぱかっけえな

 

となります。

 

 

高校生になると

 

牧…やべえな

神…やべえな

深津…やべえな

ミッチー…やっぱかっけえな

 

 

 

これが大人になると

 

メガネ君…ひぐっ…あんたマジ一番かっけえよ…!涙

ゴリ…ひぐっ…あんたマジすげえよ…!立派だよ!よかったね!!涙

流川…ひぐっ…お前やっぱかっけえよ…!お前の本当のかっこよさわかったわ!涙

ミッチー…ひぐっ…ワカルよ…!やっぱあんたかっけえよ!涙 俺も頑張るよ!!号泣

 

 

 

さらに大人になると

 

魚住…涙

堀田…涙

岸、南…涙

井上先生…涙

 

となります。

 

 

これはあくまで私の場合ですが、

きっと皆さんそれぞれに響くところがあると思います。

もう読んだことがある人も、改めて読み返すと自分自身の変化によってまた違うところが響いてきたりすると思います。

 

私自身もまだこの先人生色々なことがあって、

自分にも色んな変化があるはずです。

その度にまたSLAM DUNKを読んで、自分がどう感じるかが楽しみです。

 

まさにSLAM DUNKは、私の人生の聖典(バイブル)なのです。

 

 

ギンジのオススメ名シーン

 

 

さて、そんな名シーン目白押しのSLAM DUNKの中から、

私が大好きなシーンを紹介したいと思います。

 

 

 

桜木と流川がハイタッチするシーン

メガネ君がスリー入れるシーン

いいからテーピングだ

バスケがしたいです

もう俺にはリングしか見えねえ

諦めたらそこで試合終了ですよ

 

 

どれもこれもスーパーエメラルド神シーンですが、

このあたりはもう説明不要というか、読めばわかる(本末転倒)というか

すでに語りつくされているシーンなので、皆さん是非漫画で、ネタバレ無存分にお楽しみ下さい。

 

今回は

 

あまり取り沙汰されてないけどここ神シーンだろ!

 

と個人的に思うあるシーンを紹介したいと思います。

 

 

 

 

それがこちら!

 

 

 

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そうです!

ミッチーと鉄男が再会する所です!

 

 

 

このシーンが好きな人なら

たとえおじさんでもきつく抱きしめあいたい!

私が個人的に大好きなシーンです。

 

 

軽く説明しますと、

ミッチーこと三井寿は、主人公桜木のチームメイトになるキャラクターなのですが、

初登場時はバスケ部では無く、むしろバスケ部に敵対する不良生徒なんです。

 

実はミッチー、中学の時は県大会のMVPになるほどの天才プレイヤーだったのですが、

湘北高校に入学してすぐに膝を痛めてしまい、挫折してグレてしまいます。

バスケ部もやめてしまい、すっかり不良になってしまったミッチー、

可愛さ余って憎さ百倍

ついにはバスケ部に因縁つけてつぶしてしまおうとします。

 

 

 

 

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見事なグレっぷり。

 

 

 

しかし大乱闘の末、大恩師、安西先生と邂逅し、有名なあのシーン

 

安西先生、バスケがしたいです。」につながるワケですね。

 

軽く書いてしまいましたがこのあたりの一連の流れ、

まさに神シーンなので、是非そこは漫画で堪能してください!

ちなみ私は今こうしてあらすじ書いてるだけでも軽く泣きそうです。

 

 

話がそれてしまいましたが、こうしてミッチーは無事にバスケ部に復帰し、再びバスケットに打ち込むことになるのです。

 

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ロン毛もばっさりいきました。

 

 

 

そして鉄男

 

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鉄男はミッチーの不良時代の友達です。

めちゃくちゃ喧嘩が強く、すでに血まみれだったとはいえ

187cmのアスリートである流川をノックアウトするほどの腕力の持ち主。

ヤンキー漫画だったら、大活躍だったでしょうね。

SLAM DUNKは当初ヤンキー漫画に路線変更できるようにも書かれていたらしい。)

 

 

 

この2人が、ミッチーがバスケ部に復活した後に再会するところが今回紹介したいシーンです。

 

 

 

前置きが長くなってしまいましたが

こっから!

 

 

 

 

 

 

試合前にミッチーが念のため病院に膝の検査をしにいった帰り、

夜の病院の前を鉄男がバイクで通りがかります。

 

以下がそこからの会話です。

 

三井「鉄男…」

鉄男「三井…か…?」

 

三井「鉄男…!!」

鉄男「…」

三井「ああヒザを検査してもらったんだ一応」

 

鉄男「なんだその頭は」

  「スポーツマンみてえだな」

三井「…」

鉄男「ま…そっちの方が似合ってるよおめーには」

三井「鉄男…」

 

 

パトカーの音

 

 

鉄男「おおっと追いついてきやがった。まいたと思ったのにな。」

  「ヘルメットってのが嫌いでよ」

 

 

 

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どうです?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、鬼ゲロ渋いっしょマジで!!!

 

 

 

 

 

 

 

この男の別れの渋さ。

 

 

鉄男からすれば三井は、

バスケをやるために自分達の仲間から抜けた奴

もっとおおげさにいえば

勝手にグレてる時だけつるんどいて、またバスケをやるからって自分達を捨てた奴

ともとれるはず。

 

ケジメとらせるとか、ボコってもおかしくないところです。

 

 

 

それをこの男は

 

 

「ま…そっちのが似合ってるよてめーには」

「じゃなスポーツマン」

 

 

 

  

 

 

 

渋すぎる…!!

圧倒的渋さ…!!

 

 

 

 

 

 

さらにこのシーンの凄いところは、

短さ

にあります。

 

 

一瞬で読み飛ばせてしまいそうなシーンに匂いたつ渋み。

洗練されて凝縮された最小限の台詞。

 

普通の人ならこの台詞の合間に

 

 

鉄男

「俺らのことは気にすんなよ。俺らは俺らでやるからよ。お前にはやりたいことがあるんだからいいじゃねえか。一生懸命やれることがあるってのはいいよな。うらやましいぜ。俺にもいつか見つかるといいんだけどな。あいつらにもよ。まあおめえにはもともと向いてねえんだよ不良なんて。スポーツマンなんだからよ。」

 

鉄男

「俺はおめえのようには生きられないのかもしれねえな。生まれついての不良だからよ。もう会うことはねえと思うけど、ま頑張れよ。」

 

三井

「ああ。ありがとな。でもお前は本当はいい奴だよ。俺は知ってるぜ。じゃあな。」

 

 

これくらい言わせてもおかしくないはずです。

むしろ言っててもそこそこいいシーンっぽくなる気がします。

このシーンの2人の間にある内実はこれくらいの分量があるはずです。

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

言わせない井上先生はさすがです。

 

 

 

言わないほうがよりかっこいい。

言わなくても原作の最小限の言葉で十分に伝わっているからです。

 

実際男同士別れる時なんてこんなもんでしょう。

何故ベラベラ喋らないかって、

喋らなくてもわかるからです。

 

それは読者も同じでしょう。

読者もそれぞれに人生があり別れがある、人間だからです。

 

あえて語らないことで、語る以上に語っているのが

このシーンの素晴らしさなんです!

 

SLAM DUNKに限らず、いや漫画に限らず、

私はこういう、あえて多くを語らないシーンが大好きです。

 

 

 

PS.だから「龍が如く」も大好きだったのに、3あたりからベラベラと喋ること喋ること

全然かっこよくなくなってしまいました。

龍が如く」についてもいずれ書きたいと思うのでこの話は置いといて。

 

 

 

とにかく本筋のバスケシーンじゃないこんな何気ないところにまで神シーンが散りばめられているSLAM DUNK

 

 

やっぱ神やで…。

 

 

 

落ち込んだ時の最強の処方箋

 

 

 私は6周読んだと書きましたが、小学生や中学生の時はただ面白くて読んでいたのですが、それ以降は落ち込んだ時、ツラい時に読むことが多かったです。

 

そしてその度に感動し、勇気付けられてきました。

 

勿論、

単純にめちゃくちゃ面白いので、ストレス発散になる

 

というのがまずあるんですが、それ以上に

 

人間の一番美しい所が描かれている

 

というのが大きい気がします。

 

 

大人になればなるほど、人間の汚さ、ずるさ、

エゴやプライド、妬み、建前と本音、効率、

 

そんな人間の本質と向き合う機会が増えていきますよね。

勿論自分自身も含めてです。

 

それは仕方が無いことなんだけど、やっぱり疲れてしまうし、

人間のことも、自分のことも嫌いになってしまうことがたまにはあります。

 

また、現実の社会と向き合っていくと

「ああ、俺ってこんなもんか。」

「これもできないし、あれも今からじゃできない。現実ってこんなもんか。」

 

頑張っても無駄なんじゃないか、てか頑張るのしんどいわ。

と思ってしまうこともあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時にこそSLAM DUNK

 

 

 

 

 

 

人間って美しいな、生きるって悪くないんじゃないかな、と思わせてくれます。

マジで。

 

むしろ現実で辛く苦しいことを経験してからのほうが登場人達から感じることがたくさん出てくるはずです。

 

 

ゴリが6年間耐え忍んで、目標を捨てずに頑張ったことがどれだけ凄いことか。

 

凄い後輩が入って来てスタメンから落ちたのにチームのために一生懸命がんばるメガネ君がどれだけかっこいいか。そしてそれがむくわれるあの瞬間がどれだけ美しいか。

そしてそれを喜ぶゴリ、見守る青田。

 

泣くのを我慢してたのに、先輩の魚住が泣いた瞬間に泣いてしまうフクちゃん。

 

おんなじような不良だったミッチーや桜木が山王相手にがんばる姿を見て涙がとまらない堀田。

 

絶望的な状況でも絶対にあきらめない桜木。

「これで勝つしか無くなったぜ」

 

流川に軟膏を渡す南。

 

 

きっと読み終わった時には、

 

俺も、私も、頑張ってみよう。

人間ってこういうところもあるじゃんね。

 

という気持ちにさせてくれるはずです。

 

SLAM DUNKは人生が上手くいかない時の最強の処方箋でもあるんです。

 

少なくとも私にとっては。

 

 

 

最後に

 

 

 出来るだけ短く書くつもりでいたんですが気がつけば5000字を超えてしまいました。

やはりこの溢れる気持ちは1000字ではおさまりきらなかったようです。(言い訳)

 

なんだか上手くまとまってもいないし思いにまかせて書いてしまった感が否めないのですが、初めての記事ということでご容赦下さい。

 

完成度はともかく思いだけは伝わるんじゃないかと思いますが、後日見返して、絶望するような気もします。

 

とにもかくにもこんなに長い駄文を最後まで読んで下さり、真にありがとうございます。

この記事をきっかけにひとりでも多くの人がSLAM DUNKを読んで感動してくれたり、あるいはどこかの誰かがこの記事に共感してくれたりして下さったら望外の喜びです。

 

ありがとうございました。

それではまた次の記事でお会いしましょう。